マカと母乳の関係

母乳の元となるのは血液です。
母乳は、乳腺を介して赤ちゃんに与えられますが、その乳腺の発達は、妊娠直後に女性ホルモン(エストロゲン)の分泌が増加し、その事によって乳腺は発達しますが、母乳の分泌は女性ホルモンによって抑制されます。
この時期の女性ホルモンは胎盤に分泌されていて、胎児の栄養補給に関わっています。
出産されると胎盤は母体から切り離されることになり、女性ホルモンの分泌が著しく低下し、その事によって今まで母乳を抑制していた女性ホルモンが減少し母乳が出るようになります。

授乳期に入ると、赤ちゃんと母体には全ての栄養が必要になりますが、カルシウム不足には注意をして下さい。
赤ちゃんの骨格を形成するために必要な物質で、母乳にカルシウムが奪われ、そのために骨粗鬆症になるかも知れません
マカには比較的多くのカルシウムが含まれていますし、その他豊富なタンパク質やビタミン類とミネラル成分が含まれています。
タンパク質には、必須アミノ酸であるイソロイシン、トリプトファン、バリン、ロイシン、リジン、ヒステジン、トレオニン、フェニルアラニンなどがあり、非必須アミノ酸にはアルギニン、アラニン、アスパラギン、アスパラギン酸、システイン、グルタミン酸、セリン、グリシン、プロリン、チロシンがあります。
また、アルギニンの分解で生成されるオルニチンや脂質代謝に関与するカルニチンがあります。
これ以外に毛髪などのケラチンに多く含まれるシスチンや胆汁酸の分泌促進し、肝臓の働きを促す作用をするタウリンも含まれています。
そのほかに、抗酸化作用やホルモン促進作用http://www.homestarcoalition.org/hotumonnbarannsu.htmlのあるポリフェノール類やアルカロイド、サポニンなども含まれています。

特にカルニチンは、母乳に含まれている成分で、乳幼児の成長に欠かせない物質で、骨格筋や心筋に必要ですし、母体にとっても、妊娠性糖尿病に関連する遊離脂肪酸の上昇を抑制してくれる働きがあります。
マカには大変多くの栄養素が詰まっていて、他の野菜類では補える十分な量を確保できません。
葉酸と共に摂取すれば赤ちゃんも納得できる母乳になることは間違いありません。

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